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自然淘汰の中で残った腸内細菌

はるか昔、人間には尻尾がありました。体中を覆う体毛がありました。しかし、現在の私達にはありません。何故でしょうか? 長い年月をかけた進化の過程で、生きるために不必要なものが排除されてきたからです。そんな中、生きるために必要と判断され、変わらずに人間の体内で生き続けている細菌が存在します。それが「腸内細菌」です。

腸内細菌と健康の研究が始まる

この腸内細菌を調べることで、人間が健康になるためのヒントが得られると考えた学者たちは研究を始めました。人間の体内にいる数百種類、百兆個の腸内細菌をひとつずつ取り出し、それぞれが人体に与える影響を調べ続けた結果、免疫力を高める働きをする「エンテロコッカス・フェカリス菌」が発見されたのです!
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